その他の用語の注釈


本作独自の用語を説明しているコーナーです。
他にも要望があり次第、情報を追加して行く予定です。



  1. 蟹座55番星系メナ星人
     約1000年前に母星メナをネルザス星人に破壊され、交流のあった蟹座55番星系の第四惑星ジールへ避難した人種。科学力に優れ、平和的ながら強固な意志を持つ。
     地球人と同じ姿で、異種族交配も可能なほど遺伝子的な近似性がある。
     現在は惑星ジールを母星としており、在来種のジール人と共に統一政府である蟹座55番星系評議会を構成。その片翼を担っている。


  2. 蟹座55番星系ジール星人
     蟹座55番星系の第四惑星ジールにおける元来の人種。メナ人に劣らぬ科学力と平和的性質を持ち、外来人種であるメナ星人とは極めて友好的。
     知的好奇心に優れた種族で、地球などの他の天体にも探査船が常駐させているが、現地の知的種族との接触はほぼ控えている。
     水生哺乳類であり、姿は地球のイルカに酷似。
     種族全てが超能力を持ち、精神波によって概念そのものを他者と交感できるため、多種族との意思疎通に長けている。


  3. ネルザス星人
     母星を捨てて宇宙を放浪する少数種族だが、個体としての力が極めて強く、他の星系人からの略奪と搾取によって種族を維持している。
     過去にメナ星人からの略奪で超空間航法などの技術を取り入れたが、自らの手で技術発展を行わないため、現在の科学力は到底蟹座55番星系人二種族には及ばない。
     およそ1000年近くにわたる蟹座55番星系人との星間戦争に敗北。元々少ない個体数が激減し、現在確認できるのは5体ほどとなっているが、未だ蟹座55番星系評議会の停戦交渉を無視しているため、執行官に追われている。


  4. メナ星人第二強制進化種
     約1000年前にネルザス星人に母星を破壊されたメナ星人が、それまでの禁忌を破って自らを素体とし、ジール星人と共に科学力の粋を集めて生み出した星間戦闘用人種。
     ネルザス星人に対抗するため、同格の巨大な身体サイズ、それに見合う以上の強化された身体能力、原種と比較して極めて長大な寿命等を初めとして、個体誕生後にもあらゆる生体改造が施されている。
     結果として、戦闘が展開されると想定されるあらゆる場面での温度差・気圧差・重力差に適応でき、身体機能の機械的調整も可能な種族となった。
     身体に融合した各種デバイス類の使用は当然、精神を肉体から分離する事なども行える。
     唯一にして最大の欠点は、その膨大な戦闘能力を支えるために放出されるエネルギーの量が、元来の補食活動では全く賄えないほど大きい事である。
     戦闘能力においては銀河系でも類を見ない強力な存在ではあるが、精神的構造は元のメナ人のままであるため、平和を好む傾向にある。
     現在は、蟹座55番星系評議会の実行力を司る執行庁に人種全ての1000名余が所属し、平和維持活動に携わっている。
     また、多少退化しているものの生殖能力も保持しており、表面の生体金属製の装甲外皮を取り外す事で繁殖活動を行う事も可能。
     過去には全く別の方法論でネルザス星人に対抗できる力を獲得した第一強制進化種も存在したが、現在は絶えて久しい。





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